あんちょこちゃん

あんちょこ

自分のために書き留めておく場所

美容とは縁遠い自分が化粧品に目覚めたのはおばあちゃんの名言からだった

 キレイのためには惜しまずお金を使いなさい。それは無駄金ではないのだから。仕事でお付き合いのあるおばあちゃんの名言。そのおばあちゃんはレディーの中のレディーなのだ。

 職場のおねえさん方がトイレ行って席に戻ってきたときによく塗り塗りするハンドクリーム。わたしは一時期、薬指の腹だけが異様なほどガサガサヒビ割れして、痛いし痒いしで皮膚科で塗り薬をもらったりハンドクリームを試したりしていた。該当箇所だけちびちびと塗っていたんだけれども、おねえさん達が手のひら手の甲指全体にまでガッツリ塗り塗りと塗り込んでいるもんだから、なるほど豪快に使うのがいいのねと、わたしも真似して手を洗ったあとなどに塗り塗りしはじめた。そのうち、あんなに酷かったヒビ割れがまったく気にならなくなっていて、わたしはドラッグストアでハンドクリームコーナーを眺めるのが楽しくなっていた。

 去る12月。母と姉の誕生日がクリスマス前後にあるため母と姉の誕生日プレゼントを買うために、ららぽーとの化粧品ショップを巡った。上品な外国っぽい香りと可愛らしいパッケージで世の女性たちを魅了する、ロクシタンのハンドクリームとの出会いはそんなときだった。

 ハンドクリーム3本セットで3,000円前後。1本1,000円。ふだん使っているドラッグストアで買えるハンドクリームの2、3倍くらいいいやつ。母と姉に1本ずつ、ラスト1本は自分で使おうと思い切って購入した。そしたらそれがものすごい大当たりだった。生クリーム絞るみたいに出てくる柔らかいクリーム、肌に伸ばすと甘い緑茶みたいな香りがふわっと広がってヒーリングケアにも良すぎ。なんだこれ。わたしが使ったのは3本セットのうち1本だけ「スノーシア」のクリームだった。これ普段使いできたら幸せすぎない?

これの右のやつ

 そしてわたしは冒頭のおばあちゃんの言葉を思い出した。そうだ。これも自身のため。自身を磨くためなのだ。化粧品にお金を惜しんではならぬ。気に入った香り、気に入った手触り、お気に入りのハンドクリームを使い続けてこそ女は毎日の幸せを手に入れる。

 それからのわたしの行動は早かった。ロクシタンの通販サイトに会員登録した。片っ端からハンドクリームを漁り、まず気になった「スノーシア」のボディクリームと小さなハンドクリームがセットになった通販限定セットを購入した。ロクシタンのLINEアカウントと友だちになったらお得なプレゼントコードがもらえるようになった。初めての通販購入のあとに届いたサンキューメールにウェルカムドリンクならぬウェルカムプレゼントコードがあった。LINEのやつもこっちのやつも、もらえるのは同じハンドクリームだったが、通販購入金額の条件があるとしてもロクシタンのハンドクリームが2本も無料でもらえるのは大盤振る舞いすぎてちょっと心配になる。だが古今東西あらゆるところの女性顧客がついているのだから、そしてわたしのような新規客を大盤振る舞いでガッチリホールドして逃さないのだからそんな心配は無用である。ちなみに男性が使える商品もあるので常用している男性客もいるかもしれない。

 今回わたしはそのウェルカムプレゼントコードを使うのにスッタモンダがあった。何度やってもこのコードはエラーですという表示が出てきた。わたしはウェルカムプレゼントコードを使う前に、LINEのプレゼントコードを使って買い物をした。続けてウェルカムコードを使った買い物をしようと思ったら何度も弾き出された。ウェルカムコードはもちろん使用期間が限定されており、もう諦めてしまおうかとだいぶ落ち込んだ。その後、日を改めて再挑戦したら難なく使えた。わけがわからなかったがわたしのバトルは一段落したのであった。

 何はともあれ今はロクシタンのボディクリームとハンドクリームで乙女心のブラッシュアップに精を出す日々を送っている。こうしてこの覚え書きブログに「美容」なんてカテゴリが生まれた。手始めにロクシタンとまったく無関係なリップクリームでお茶を濁したが、あれも自分用の覚え書きである。次はハンドクリームレビューなどを考えているところである。

 

お題「愛用しているもの」